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諸子百家入門

諸子百家
 ★はじめに

 「諸子百家(しょしひゃっか)」といわれてもピンとこない人のほうが多いかもしれません。
 「諸子百家」をできるだけ
わかりやすくご紹介するのが目的のページです。
 わかりやすくするため、省略簡略していることもあります。
 ※詳しくは別サイト又は専門書をご参照ください。

 ●その前に、三国志がなぜ人気なのか?

 その原因の一つに、我々アジア人に共通する道徳心や信義などの精神が共有・理解出来る部分
 が多いからではないかと英傑群像は考えます。
 とくに行き過ぎたガチガチの儒学社会ともちがう後漢末・三国時代の風潮が今に似ており理解し
 やすいからかもしれません。

 現在の中国では失われている道徳心や信義の考えは、日本に伝わり受け継がれています。

 その原点というべきものは、中国戦国春秋時期に現れた【諸子百家】という思想家たちの登場を
 元にしています。

 これら思想は良いようにも作用しますが、一部では悪いようにも作用するという点は過去の歴史
 からもあきらかです。また時代を経て、解釈がかわり利用されてきたという歴史もあります。

 それら原点である「諸子百家」について簡単にご紹介します。


 ★諸子百家とは
 
 戦国春秋(せんごくしゅんじゅう)時代(紀元前753年〜紀元前218年)頃に多く現れた
 中国の思想家たちおよびその学派のこと。

 ※百は100個ではなく、たくさんという意味。 「子」は先生,「家」は学派のこと
   百以上あったとされる。

 有名なところでは、
 〇
道徳の原点  孔子(こうし)・孟子(もうし) ・・・  儒家(じゅか)(のちに儒教・儒学へ変化)
 〇「孫子の兵法」など 兵法で有名       ・・・  兵家(へいか)
 〇老子(ろうし)                   ・・・  道家(どうか)(道教とイコールではない)

 などすべて諸子百家の1つ。

 古く臭く我々に関係のないようにも思えるこれら思想。しかし我々日本人、および中国やアジア圏
 の人にとって心の根底に深く根付く思想や考え方の原点です。 
たとえば、欧米とアジア圏の違い
 として、年上とか目上の人を尊重する感覚がなかったり、敬語がなかったりします。
 それらは道徳の考えに根差しています。

 三国時代の武将たちにとっても、すでに戦国春秋の時代はかなり昔の話、彼らの考え方の原点
 となったのもこれら諸子百家です。


 ★諸子百家の分類 ・・・ 12種

  儒家・道家・墨家・法家・名家・兵家・縦横家・陰陽家・雑家・農家・小説家・医家

   ※小説家・医家を外して10種、小説家・兵家・医家を除き9種(九流百家)とする考えもある。
 


 @儒家(じゅか)

   人物: 孔子(こうし)・孟子(もうし)・荀子(じゅんし)など

   内容: 徳治主義 (とくちしゅぎ)  人間愛や社会秩序など道徳を重んじる学派

   有名な言葉: 温故知新(おんこちしん) 、集大成(しゅうたいせい)

   書物: 『論語』『孟子』『孝経』  六経(りくけい)・・・『詩』『書』『易』『礼』『楽』『春秋』

諸子百家

 A道家(どうか)

   人物: 老子(ろうし)・荘子(そうし)
 
   内容: 老荘思想(ろうそうしそう) 道(万物生成の原理)の思想を基に無為自然に生きる
  
   書物: 『老子』『荘子』『周易』

諸子百家

 B墨家(ぼくか) 

   人物: 墨子(ぼくし)
 
   内容: 博愛主義(はくあいしゅぎ)  兼愛(無差別の愛)・交利(相互助けあう)・非攻
  
   書物: 『墨子』『魯勝墨辯注敘』

 C法家(ほうか)

   人物: 韓非子(かんびし)・管仲(かんちゅう)・商鞅(しょうおう)・呉起(ごき)・(しんふがい)
 
   内容: 法治主義(ほうちしゅぎ)  法による厳格な政治を行うのを目的とした学派
 
   有名な言葉: 矛盾(むじゅん)  
 
   書物: 『韓非子』『商君書』『申不害』『慎子』『諫逐客書』『管子』

 D名家(めいか)

   人物: 公孫竜(こうそんりゅう)・恵施(けいし)
 
   内容: 名(ことば)と実質を一致させよう・論じようという学派。論理学派。
 
   書物: 『公孫龍子』

 E兵家(へいか)

   人物: 孫子(そんし)・呉子(ごし)
 
   内容: 外交・戦争・戦闘方法等、軍事上の技や人間心理などを研究した学派
 
   有名な言葉: 風林火山(ふうりんかざん)
  
   書物: 『孫子兵法』『呉子』『六韜』『司馬法』『尉繚子』『三略』

 F縦横家(しょうおうか)

   人物: 蘇秦(そしん)、張儀(ちょうぎ)、鬼谷子(きこくし)
  
   内容: 方位(南北の縦と東西の横)など物事を縦横で国を考える学派。
        巧みな弁舌と奇抜なアイディアで諸侯を説き伏せる一派。

 
   有名な言葉: 合従連衡(がっしょうれんこう)
 
   書物: 『蘇子』『張子』『闕子』『国筮子』『秦零陵令信』『鄒陽』『主父偃』
        『徐楽』『荘安』『待詔金馬聊蒼』

 G陰陽家(いんようか)

   人物: 鄒衍(すうえん)、公孫発(こうそんはつ)
 
   内容: 陰陽五行で世界の構造や人間を説明し考える学派
 
   書物: 『鄒子』

 H雑家(ざつか)

   人物: 呂不韋(りょふい) 
 
   内容: 儒家、道家、法家、墨家など諸家の説をいいとこ取りした学派。根幹は道家思想。
 
   書物: 『淮南子』『呂氏春秋』『鬼谷子』『尹文子』『ケ析子』 

 I農家(のうか)

   人物: 許行(きょこう)・陳相(ちんしょう)
 
   内容: (賢者・王も)すべての人が農耕を行うべきという学派。(神農の教え)

 J小説家(しょうせつか) 

   人物: 鬻子(しゅくし)・青史子(せいしし)・師曠(しこう)
 
   内容: 故事(世間の出来事、説話など)を語り伝え、書物にして残した。
 
   書物: 『伊尹説』『周考』『青史子』『鬻子説』

 K医家(いか) 方術家(ほうじゅつか)ともいう

   人物: 扁鵲(へんじゃく)、秦緩(しんかん)、秦和(しんわ)
 
   内容: 養生と医薬を研究する学派。占いや相(人相・手相など)も含まれる。

 

   書物: 『医経』『経方』『神仙』『房中』
  


 ★道教は道家とはちがう!?

 道家の老子と荘子を合わせて”老荘思想”といい「自然に生きればなる様になる」という哲学思想
 である。

 道教はその発展系ではなく、あくまで道家の思想を道教が取り込んだに過ぎないようだ。


 道教は、さまざまな民間信仰や思想哲学を取り込んで発展してきた宗教であり、用途に応じた
 神がたくさんいる。そのあたり、日本の”八百万の神”の考え方に似ている。開祖もいない。

  後漢・三国時代の黄巾党の張角(ちょうかく)で知られる「太平道(たいへいどう)」や、漢中の
 張魯(ちょうろ)で知られる「五斗米道(ごとべいどう)」(開祖は祖父の張陵(ちょうりょう))などが
 道教の集団化のはじめといわれる。

  道教では、黄巾党と敵として戦った関羽も「関聖帝君」として神さまとして取り込まれている。また、
 のちに仏教の思想なども取り込んで今に至る。”なんでもあり”
の道教といわれる所以である。

 ちなみに、「太平道」も「五斗米道」も”まじないなどで病気を治す”というのが元々のうり。


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