蒲圻州の雋水という河がある。
この河が雨で増水すると、決まって黄龍が
八匹の息子たちをつれて水遊びにやってくるのだった。
その度に、河の流れは堰き止められ、洪水が起こった。
その洪水は近隣の田畑や民家を水浸しにし、人々を苦しめていたのだった。
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ちょうど、蒲圻州に赴任してきた陸遜はこの話を聞き、人々のためになんとかしてやろうと決心した。
まず、陸遜は鉄の船をつくり、
兵のなかから屈強な男たちを50名選抜し、訓練を始めた。
黄龍がやってくるのは決まって雨の多い夏であったから、その冬から翌年春にかけて兵を訓練した。
そうして、夏になり、河が増水すると黄龍がやってきた。
陸遜は船を用意し、その様子をしばらく見ていたが、龍たちはあたり構わず波を起こし始めた。
「行くぞ!船を出せ!」
陸遜の号令とともに、兵たちを乗せた船は龍たちを追いかけた。
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龍たちは陸遜たちを見てもひるむどころか、
かえって攻撃を仕掛けようとしてきた。
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陸遜はこの龍退治のために用意してきた宝刀、雪花剣を抜いた。
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